リスクとは

リスクとは、たとえば、年率18%のリスクがあり平均リターンが年率10%の場合、正規分布における1シグマ範囲(約68%の確率)で一年後のリターンが−8%から28%の間に収まることを意味します。

※ Yahoo financeより、
2001年6月15日~2023年9月14日の VTI の配当調整後株価を利用

リスクは長期運用で減少する

一年後に株価が8%も下落するリスクは非常に大きいように思われます。しかし、長期保有する場合、リスクは大幅に低下します。例えば、S&P500指数の任意の15年間のリターンを計算すると、マイナスリターンとなる期間は見受けられませんでした。

※ 『ウォール街のランダムウォーカー』より、
1950年から2020年の年平均リターンの散らばり方の図を参照

リターンヒートマップ

ここでは、ドイツで利用されているリターンヒートマップをご紹介します。

  • 縦軸は投資開始年(上が直近、下が過去)を、横軸は投資終了年(右が直近、左が過去)を示しています。
  • 各マスに表示される数字は年率リターンを表し、赤はマイナスリターン、緑はプラスリターンを意味します。
  • 色が濃いほど数字が大きいことを意味します。

赤や濃い緑のセルは斜線付近に位置し、直角の隅のセルでは緑色が一定です。
このことから、短期間の投資ではリスクが大きい一方、長期投資ではリスクが低下することが直感的に理解できます。

縦軸に投資の開始、横軸に投資の終了を置いたリターンヒートマップ