きょうの日本株は、AI・半導体株の反落で日経平均が下げる一方、内需や好決算銘柄に資金が向かい、相場全体では物色の広がりが意識される一日となりました。
AI・半導体株に利益確定売り
きょう最も注目されたのは、これまで相場をけん引してきたAI・半導体関連の反落です。前日の米ハイテク株安や半導体株安を受けて利益確定売りが出て、日経平均は大きく押し下げられました。キオクシアホールディングス、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループが指数の重荷となりました。
一方で、下げ一辺倒ではなく、古河電気工業やコクサイエレクトリックの通期予想上方修正をきっかけに後場は下げ渋りました。半導体関連は過熱修正の局面に入った一方、業績を伴う銘柄は改めて注目される可能性があります。
内需・好決算株への資金シフト
日経平均が下落するなかでも、相場全体では内需関連や好決算銘柄への買いが広がりました。中東情勢の改善期待を背景に原油価格の上昇一服が意識され、食品や小売りなどが支えとなり、TOPIXは上昇しました。
個別では、花王、メルカリ、オムロン、バンダイナムコホールディングス、東レ、キッコーマンなどが材料視されました。市場では、AI・半導体一辺倒ではなく、業績を確認しながら資金の向かう先が分散し始めている点が重要です。
円安継続と政策対応への視線
為替市場では円相場が1ドル=157円86〜87銭とやや円安に振れ、介入だけでは円安是正が難しいとの見方が意識されました。あわせて、政策対応として日銀の利上げも選択肢になり得るとの見方が示され、為替と金融政策の組み合わせが改めて論点になっています。
きょうの株式市場では直接の指数材料としては限定的でしたが、今後は金利観測や輸出関連、為替敏感株の見方に波及する可能性があります。足元では業績とセクター循環が主役でも、為替の方向感は引き続き無視できないテーマです。
最後に一言
明日以降の焦点は、AI・半導体株の調整が短期の利益確定にとどまるのか、それとも物色の中心が内需・好決算株へ移るのかです。あわせて、円安基調と政策対応への思惑が、相場全体の流れにどう影響するかも確認したいところです。
参考ニュース
- 半導体関連に利益確定売り、日経平均は3日ぶり反落(東京市場クロージング) — Quick
- 東証大引け 日経平均は3日ぶり反落 半導体に売り、好業績銘柄には買い — Nikkei
- 日経平均3日ぶり値下がり、終値617円安の6万5683円…AI・半導体関連売られる — Yomiuri
- 東証前引け、日経平均は反落 半導体に利益確定売り 内需には買い — Nikkei
- 読売333終値は3日連続上昇、日経平均と異なる動き…前日比361円高の5万2710円 — Yomiuri
- 日経平均株価、3日ぶりに反落 終値は617円安の6万5683円 — Nikkei
- 東京円、14銭円安の1ドル=157円86~87銭 — Yomiuri
- 米財務長官やFRB議長を務めたイエレン氏、日米協調介入は「効果長続きせず」…「日銀の利上げも選択肢」とも — Yomiuri
※本記事は公開情報をもとに作成した情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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