29日の日本株は、AI・半導体関連の下げが日経平均を押し下げる一方、自動車やサービス業には資金が向かい、主導株の入れ替わりが鮮明になりました。
AI・半導体株の続落と内需株への資金シフト
この日の東京市場では、前日の米半導体株安や韓国株安の影響を受け、AI・半導体関連株への売りが続きました。日経平均は大きく下げた一方で、東証プライムでは値上がり銘柄が6割を超え、相場全体では半導体から内需関連や出遅れ株へ資金が移る動きが目立ちました。注目される可能性がある企業としては、下落側でKOKUSAI ELECTRIC、SCREENホールディングス、キオクシアHD、ソフトバンクグループ、アドテスト、上昇側でトヨタやOLCが挙げられます。
「売られすぎ」局面の意識
日経平均の25日移動平均線に対する下方乖離率が9%に達し、売られすぎの目安とされる水準を大きく超えました。日経半導体株指数も高値から大きく調整しており、短期的には需給悪化が重荷ですが、一方で下げの深さから調整が終盤に近いとの見方も意識され始めています。関連銘柄としては、キオクシア、アドテスト、ソフトバンクグループが半導体・AI調整の象徴として注目される可能性があります。
FOMC据え置き前後の外部環境への警戒
米連邦準備理事会の判断を巡る警戒感に加え、ドルや米国債利回りの上昇、中東情勢を背景とした世界株安が投資家心理を冷やしました。日本株の主因は半導体株安でしたが、こうした外部環境が戻りを鈍らせ、市場全体を神経質にさせた面もあります。このテーマでは特定企業というより、市場全体や為替敏感株、輸出関連への影響を意識して見ておきたい局面です。
最後に一言
足元の日本株は、全面安というより主導株の交代を見極める段階に入っています。半導体株の下げがどこで落ち着くかに加え、内需関連への資金シフトが一時的な動きにとどまるのか、外部環境と合わせて注目したいところです。
参考ニュース
- 日経平均930円安 AI銘柄に相次ぐ「半値割れ」 — Nikkei
- 日経平均終値、2か月ぶりに6万2000円割り込む…2日連続で下落し930円安の6万1434円 — Yomiuri
- 東証14時 日経平均、下げ幅一時1900円超 韓国株一段安で — Nikkei
- 読売333終値、436円高の5万2610円…日経平均終値はAI関連銘柄が下落し値下がり — Yomiuri
- 日本株「売られすぎ」指標、関税ショック以来の大きさ 半導体売りで — Nikkei
- 日経平均終値930円安、SK好決算「力不足」 AI過剰投資の懸念根強く — Nikkei
- Gold edges down as dollar, yields rise ahead of Fed rate decision, Warsh remarks — Reuters
- Stocks drop as Mideast fighting reignites, Fed decision looms — Reuters
- 日経平均株価、FOMC結果前に様子見ムード(先読み株式相場) — Nikkei
※本記事は公開情報をもとに作成した情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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