AIインフラ需要への期待で半導体関連が相場を押し上げる一方、原油高と円安が内需株の重荷となり、日本株は強弱材料が交錯する一日となりました。
AI・半導体株への買い再燃
米IT大手の決算や設備投資計画を受け、AI需要の継続拡大が改めて意識されました。東京市場でも半導体製造装置関連や関連株に買いが広がり、相場反発の中心になりました。注目される可能性がある企業としては、アドバンテスト、レーザーテック、ソフトバンクグループ、村田製作所、キオクシアが挙げられます。ただ、後場には利益確定売りも出ており、強い材料と高値警戒が同時に意識されています。
中東情勢悪化による原油高とインフレ懸念
米国とイランの戦闘激化を背景に原油価格が上昇し、東京市場ではインフレ長期化への懸念が重荷となりました。指数は半導体株主導で上昇した一方、東証プライムでは値下がり銘柄が多く、相場の広がりには欠けました。とくに内需関連や消費関連には逆風が意識され、注目される可能性がある企業としては、高島屋、J.フロントリテイリング、三越伊勢丹ホールディングス、住友不動産が挙げられます。
円安進行と為替介入警戒
円相場は一時1ドル=163円42銭まで下落し、為替不安が一段と意識されました。中東情勢悪化を受けたドル買いが背景にある一方、財務相のけん制発言の効果は限られ、市場では為替主導の値動きの大きさにも注意が向かいました。日本株では輸入コスト上昇やインフレ懸念を通じて内需関連の重荷になりやすく、原油高とあわせて相場全体の不安定要因として見られています。
最後に一言
当面は、AI関連の強さが日本株を支えるか、それとも原油高と円安が相場全体の重荷として残るかが焦点です。指数の強さだけでなく、値上がりの広がりや内需関連の戻りの有無も確認したいところです。
参考ニュース
- 日経平均終値、307円高の6万6422円…インフレ長期化懸念でプライム銘柄の5割超は値下がり — Yomiuri
- 東証大引け 日経平均は反発 韓国株高でAI・半導体の一角に買い — Nikkei
- 東証前引け 日経平均は反発 AIインフラ需要の拡大期待で関連銘柄高い — Nikkei
- アルファベット決算、クラウド事業が予想上回る 株価はもみ合い — Quick
- 米イラン戦闘激化、NY原油「90ドルの大台」迫る…ルビオ米国務長官の発言で供給「不安定化」意識 — Yomiuri
- 読売333は3日続伸、終値5万2459円…173銘柄が値上がり — Yomiuri
- 米国株は小反落、原油高や金利上昇が重荷 (朝の材料チェック) — Quick
- 円安進行、対ドル一時163円42銭まで下落…片山財務相は市場けん制も効果限定的 — Yomiuri
- 「有事のドル買い」で1ドル=163円台前半、片山財務相「必要があれば果断に行動」と介入辞さない考え — Yomiuri
- 円相場、162円70銭~163円30銭で推移か 日銀利上げ加速報道に注目・ANZの町田氏 — Quick
※本記事は公開情報をもとに作成した情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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