米エヌビディア決算を受けて東京市場は半導体関連に資金が向かった一方、米金融イベント待ちで上値は重く、物色の広がりより選別が目立つ一日となりました。
AI・半導体株は強弱交錯
朝方は米エヌビディアの好決算を受け、AI・半導体関連株に買いが先行しました。ただ、その後は利益確定売りも出て日経平均は反落し、テーマ全体が一方向に買われる地合いではありませんでした。日本株では指数寄与の大きい半導体関連の値動きが全体相場を揺らす一方、半導体製造装置関連や半導体材料関連の一角、フジクラ、キオクシアホールディングス、イビデンなどには個別に注目が向かっており、同じテーマ内でも選別色が強まっています。
ジャクソンホール待ちで上値は限定的
相場の重荷となったのは、ジャクソンホール会議とFRB議長講演を前にした様子見姿勢です。米PCE物価指数を受けたインフレ警戒もあり、好材料が出ても積極的に買い上がる動きは広がりにくい状況でした。日本株への影響としては、朝方の買いが続かず前日終値を挟む一進一退となり、市場全体で持ち高調整が出やすい地合いだったといえます。当面は米金融イベント通過後に資金がどの分野へ向かうかが焦点です。
日本株レバ型ETFに制度面の警戒
金融庁が、海外で組成された日本の個別株を対象とするレバレッジ型ETFの国内販売について、公益上適当でないとの見解を示したことも新しいテーマです。背景には、特定銘柄への資金集中による価格形成のゆがみや、市場の過度な変動を抑えたい狙いがあります。足元の株価指数を直接動かす材料ではないものの、日本株の需給やボラティリティに関わる制度変更として無視しにくく、今後は市場や投資家の商品選好にも影響する可能性があります。
最後に一言
きょうの東京市場は、半導体関連への関心が続く一方で、米金融イベント待ちが相場全体の勢いを抑えました。短期的には外部イベント通過後の資金の向き先と、半導体テーマ内の選別が続くかどうかを見極めたいところです。
参考ニュース
- 東証大引け 日経平均が反落 ジャクソンホール会議見極め、エヌビディア決算は支え — Nikkei
- 東証寄り付き 日経平均は続伸 米エヌビディア決算を好感 — Nikkei
- 日経平均終値、130円安の6万6131円…「取引材料出尽くし」で3日ぶり下落 — Yomiuri
- 米エヌビディア決算説明会 「循環型金融の批判は当たらない」クレスCFO — Quick
- エヌビディア決算、8~10月期の売上高総利益率見通しが予想下回る — Quick
- 東証14時 日経平均は一進一退 ジャクソンホール会議見極め — Nikkei
- 日経平均は3日ぶり反落 ジャクソンホール会議を前に持ち高調整売り優勢(東京市場クロージング) — Quick
- NYダウ終値が4営業日ぶり下落、113ドル安の5万3463ドル…インフレを警戒 — Yomiuri
- 金融庁、日本株レバ型ETFに警鐘 海外組成商品の販売「適当でない」 — Nikkei
※本記事は公開情報をもとに作成した情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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