きょうの日本株は、原油高一服と米株高を受けた反発期待が先行しそうです。一方で、原油と金利への警戒や東証制度見直しも重なり、戻りの持続性を見極める一日になりそうです。
原油高一服で広がる自律反発期待
前日に原油高やインフレ懸念で大きく下げた反動に加え、夜間の日経平均先物やCMEの上昇、ADRの全面高が投資家心理を支えています。きょうはまず、市場全体で買い戻しが入りやすい地合いが意識されそうです。関連が考えられる企業としては、ADRで上昇が目立ったみずほFG、野村、三井住友FGのほか、トヨタ、ホンダが注目される可能性があります。
東証の新TOPIX移行で進む市場選別
10月1日に上場維持要件を満たせなかった10社が一気に上場廃止となる見通しが示され、新TOPIXへの移行とあわせて、上場企業に求められる規律が改めて意識されています。短期的には上場維持リスクへの警戒が個別物色に影響しやすく、中長期では資本効率や市場評価を重視する企業行動が、日本株全体の選別材料として注目されそうです。
原油100ドル台と金利懸念はなお重荷
先物やADRは反発を示したものの、相場急落の発端となった原油高そのものが解消したわけではありません。原油が100ドル台に乗せ、インフレ懸念や追加利上げ観測が残るなか、日本株ではコスト増や評価面の重荷として意識されやすく、戻り局面でも上値を抑える要因になりえます。関連企業を無理に追うより、まずは市場全体の反発力と警戒感の綱引きを見極めたい局面です。
最後に一言
きょうは反発期待が先行しやすい一方、原油と金利の不安が消えたわけではありません。加えて、東証の制度変更は個別株の選別を強める材料です。目先の戻りだけでなく、外部環境と市場の規律変化が今後の日本株にどう影響するかを継続して見ておく必要があります。
参考ニュース
- 日経先物550円高、12日早朝までの大取夜間取引 — Quick
- シカゴ日本株先物概況・11日 日経平均先物は675円高の6万4535円 — Nikkei
- 日本株ADR11日、全面高 みずほFGや野村の上昇目立つ — Nikkei
- 東証、10月から新TOPIX 上場の意味を問い直す — Nikkei
- 東証、一時2000円超下落 原油高、インフレ懸念 — Asahi
- High oil prices could force ECB to raise rates further, warns top policymaker — Financial Times
※本記事は公開情報をもとに作成した情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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